イスラム金融(48)スクーク(イスラム債)に関する雑誌記事を執筆しました
このブログでも複数回スクーク(イスラム債)に関する記事を執筆しましたが、今般中央経済社という会社からスクーク(イスラム債)に関する記事の執筆を依頼され、同社の税務弘報という雑誌の2012年8月号(7月5日発売)に、「イスラム債の仕組みと税務上の取扱い」という記事が掲載されました。
内容的には、初心者向けに、これまでのブログ記事の要旨を中心にまとめています。また、スクーク(イスラム債)に関する記事は他の雑誌にも既に掲載されているものがありますが、こうした競合記事と差別化するために、イスラム法に関する説明もある程度入れておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
記事の内容の目次は以下の通りです。
I イスラム金融とは
1.イスラム法とはなにか?
2.イスラム法の諸原則とイスラム金融とはなにか
3.イスラム金融では準拠法の指定をどのようにしているか
II 金融庁Q&A詳解
1.スクークとはなにか?(Q1)
2.特定目的信託が日本版スクーク発行のための器とされたのはなぜか?(Q2)
3.日本版スクークとはどのような仕組みか?(Q2)
(1)社債的受益権とは何か
(2)社債的受益権とはどのように発行され、償還されるのか
(3)特別社債的受益権とは何か
4.日本版スクークの課税はどうなるのか?(Q3,Q4)
5.実務的な留意点は何か?
(1)社債的受益権の配当の定め方
(2)スクークの裏付け資産とそのリース
(3)買取約束及び売渡約束(Undertaking)
6.サムライ・スクークは可能か?(Q5)
以上